FIRST STEP新アイテムの創作

1.イメージスケッチ&クレイモデル

リヤドロの創作は、デッサンから始まります。彫刻家がデッサンを描き、絵付師と色彩について検討します。そのスケッチをもとに、彫刻家がクレイ(粘土)モデルを制作します。焼いた時の収縮率(約15%)を計算して、出来上がりのサイズより大きく作られます。

2.分割 

クレイモデルを頭、脚、胴などのパーツに分割します。パーツが多いのもリヤドロの特徴で、作品の美しさの基礎となっています。通常、ひとつの作品は15から20のパーツから成っており、大作になると300に及ぶパーツに分割されるものもあります。作品の出来の良さは、この分割にかかっており、経験と技術の全てをかける決定的瞬間です。

3.マスターモデル

分割したパーツを石膏で型をとり、マスターモデルが作られます。作品の最終的な仕上がり具合は、このマスターモデル作りにかかっています。この作業で彫刻家のデザインは細部まで完全に再現されます。

4.鋳込み型

パーツから鋳込み型を作ります。作品の基本となるものですから慎重に成型されます。鋳込み型は品質保持のため寿命が決まっており、少しでも欠陥が見つかれば古い型は壊され、新しい型が使われます。

5.成型&組み立て

リヤドロの特別に調合された陶土液を各パーツの鋳込み型に注入します。乾燥後、鋳型をはがし、各パーツを組み立てていきます。陶土液を接着剤にして、ヘラや刷毛、筆などを巧みに使い、彫刻家の作ったデザインを忠実に再現します。一体の作品を一人の塑像師が完成まで責任を持ち、決して流れ作業にはしません。一人前の塑像師になるために10年の修行が必要です。

6.磨き

組み立て後、全身を滑らかに磨き上げます。継ぎ目をなくすために必要なだけでなく、絵付け、釉薬をムラなくかける下準備として欠かせません。

THE DECORATION装飾

7.花の制作

花や葉は鋳込み型では作れません。粘土粒を指先で押し広げて花びらを作り、一枚一枚にひねりを入れながら植え付け、一茎の花にします。おしべやめしべ(花弁)、葉脈といった非常に細かい部分まで再現していきます。出来上がった花は、濃い目の粘土液を接着剤にして、本体につけていきます。リヤドロの花はひとつの伝統になっていて、今でも重要なアイテムの一つです。

8.小物の制作

レースのパラソルや帽子のリボンといった小物も、ひとつひとつ手作りで丁寧に仕上げられていきます。パラソルは本物の布のレースに陶土液をのばし、形作っていきます。高温で焼成するため、布のレースは焼け落ちて、磁器のパラソルが出来上がります。

9.乾燥

厳格な湿度コントロールのもとに、全体の狂いやひび割れを起こさないように乾燥させ、絵付けに備えます。乾燥は通常のポーセリンは24時間。グレスはその倍近くを要します。

10.絵付け

リヤドロには4000種以上の色があり、絵付師はイメージ通りの色が使えます。焼きあがった後、どう色が変化するか、釉薬をかけると色彩効果はどうなるか、絵付師は豊富な経験で知っています。一筆のミスも致命傷となる精神の集中が長時間必要な仕事です。

THE TEST OF FIRE焼成、最終検査

11.検査

ここで、塑像は厳密にチェックされます。全体のバランス、キズ、指紋跡 など。 合格したもののみ、リヤドロのロゴマークが底部に付けられ、作品の品質が保証されます。

12.釉薬

絵付けされた塑像に釉薬をスプレーします。長年の経験で鍛えた勘が頼りとなる作業です。ポーセリン独特の半透明の美しいトーン、色を生き生きとさせ、全身をムードのある輝きで包む最後の仕上げが釉薬です。

13.窯入れ、焼成

約1350℃の高温で24時間近くかけて焼成します。リヤドロ・ポーセリンは高温で焼成するため、高品質な磁器となり、指ではじくとキーンと鋭い澄んだ音がします。

14.最終検査

焼き上げられたリヤドロは更に一点一点厳格に検査されます。ひび、色ムラ、釉薬ムラなど細かい点までチェクし、検査に合格しなかったものはすべて壊され、市場に出ることはありません。

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